日本海学グループ支援事業
2014年度 助成概要と研究成果
1. 応募件数及び助成決定件数
応募総数 16件(新規事業14件、継続事業2件)
助成決定件数 8件(新規事業 6件、継続事業2件)
2. 1件当たりの助成金額
概ね10万円から35万円
3. 助成を決定した事業の応募者及び事業名
申請者 | 事業名等 | 事業の概要 |
川﨑 一雄 | 地球電磁気の手法を用いた環日本海の環境調査 |
地球電磁気の手法を用いて、立山地域の環境評価法を確立するとともに、陸域堆積物を用いて立山地域の古気候を復元するとともに、残留磁化を用いた雷現象の研究を進める。 |
アユ熟れ鮨研究会 代表 田子 泰彦 |
アユ熟れ鮨の熟成過程の解明 |
アユの熟れ鮨の作成について、夏季のアユを使用した場合、米麹を使用しない場合、さらに冷凍保存の可能性について分析する。 |
県立滑川高等学校 海洋クラブ 代表 開 宣之 |
滑川の里海を守るための海洋環境調査および未利用水産資源の活用について |
滑川高月海域を中心とした海洋環境調査、藻場及び生物調査、藻場の定植活動などに加えて、今年度新たに未利用水産資源の活用を進める。 |
浦沢 知紘 | 炭素・窒素安定同位体比を用いた富山湾沿岸生物への陸域からの影響評価 |
炭素・窒素安定同位体比分析を用いて、陸域から富山湾沿岸生物に及ぼされる影響を、シラエビ、ホタルイカなど指標種を用いて分析する。 |
和船建造技術を後世に伝える会 代表 番匠 光彦 |
ビジュアル版『とやまの和船』作成事業 |
富山湾と周辺地域の木造和船とその建造技術について、10年間で4冊の報告書をまとめた成果を、ジュニア版の冊子として刊行する準備を進める。 |
髙橋 ゆかり | 学生と地域が共同して形成する地域環境のための次世代環境教育 |
大学生および市民を対象に、東黒牧の里山を舞台に、環境教育プログラムの実施・開発に取り組み、あわせて、癒しと潤いのある空間を創出するための研究調査を進める。 |
NPO 環・日本海 日本海民俗意匠研究チーム 代表 中山 妙子 |
日本海民族意匠研究事業 |
日本海に面する国々について、それぞれの民族らしさを、衣、食、住、思想の4つのグループに分かれて調査し、その成果を「民族意匠」として冊子にまとめ、交流に役立てる。 |
釜床 美也子 | 日本海沿岸に残る舟小屋の構法・立地・使い方に関する調査研究 |
日本海沿岸にある9つの集落の舟小屋を対象に、材料・構造・立地・建物の使い方を調査し、その建築的・文化的特徴を明らかにし、日本海沿岸の漁村文化の継承と自然と共生した暮らしの再評価を試みる。 |