会議

2007年度 運営委員会


平成19年5月11日午後3時~5時
東京都港区 富山県赤坂会館

Ⅰ 出席者

運営委員 伊東俊太郎会長、小泉格、大塚和義、藤田富士夫、金森忠夫、海原清美
アドバイザー 中井徳太郎、熊谷健二郎
事務局(4名)

Ⅱ 会議の概要

挨拶等

(1)海原清美知事政策室理事あいさつ

(2)伊東俊太郎会長あいさつ

議事

(1) 平成18年度事業の実施状況について
 事務局から資料に基づき説明
 →平成18年度事業一覧


(2)平成19年度事業の実施計画(案)について

事務局から資料に基づき説明
 →平成19年度事業一覧
(主として『日本海学の新世紀第8集』に関連して)

角川学芸出版
 『新世紀』というタイトルは、そろそろ新しいものに変え、またデザインも刷新して単行本性を高めたい。

委員 エッセンスをまとめたものがあれば、授業の教科書としても使いやすくなる。是非学生が購入し易い本にしていただきたい。

委員 論文の選択・構成は申し分ない。魅力あるタイトルを付けて、副題に『日本海学の新世紀総集編』といった文言を入れれば良いと思う。

委員
 これまで出ている論文の内容を加除することなくそのまま載せる予定なのか。

事務局 内容やデータが古くなっているものもあるので、執筆者に必ず校正をお願いして最新のものにしていただくつもりである。

委員 内容的には日本海の歴史という観点が欠けていると思われる。近世史を無理に盛り込もうという訳ではないが、現代的な視点を学生にも教えていきたい。

委員
 この本は県の事業としてやっていることもあり、店頭にあまり並んでいない。これとは別に角川の選書という形で別に本を出せば、多くの店頭に並べられるし、内容的に近世史を扱うことについても障害がなくなると思う。

(3)平成20年度以降の取組みについて

委員 地域から一般性のある問題に取り組んできたのはとても評価できる。逆さ地図がいろんなところで(NHKの番組の村上水軍の話の中で)使われるようになってきたことを喜びたい。

委員 フィールド教育に関する大学等と受け入れ機関との調整については、大学等の講師が自ら行うべきこと。むしろ大切なのは、活動によって得られた結果を、ソフトミュージアムの中身(データベース)として発信し充実させることである。

委員 「研究成果を県民に還元する」というスタンスでは内向きである。人々が日本海学の領域に関することで、出会い、学び合い、助け合うことによって地域を活性化することを目指したい。こうした観点をもって、県は日本海学の聖地性を高める活動をすべき。

委員 「琵琶湖博物館」では、住民が水質等のデータを集めて持ってくるという手法が定着して成功している。こうした実際の行動につながる仕組みが構築できれば理想的である。

事務局 日本海学講座のリピーター等に、それぞれが関心あるテーマに関する記録やデータを集めてもらい、ホームページ等で発信することは考えられるかもしれない。

委員 水深3,000mの海から標高3,000mの山までを研究できる地域は、世界でも珍しい。琵琶湖の例等を参考にしつつ富山から発信できるものを追求してほしい。一方でグローバルな視点も捨てないでいただきたい。

委員 私は、日本海学を基礎に、NPO法人3つを作る働きかけをしてきた。そのメンバーは日本海学の精神に共鳴しているので、どんどん声をかけて使って欲しい。