出版等事業:日本海学叢書 (富山県刊行物センターのみで販売)
19. 先史時代の初期農耕を考える -レプリカ法の実践から-
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編集・発行:富山県観光・地域振興局 国際・日本海政策課
発行年月:2014年3月
著者:中沢 道彦価格:370円
1 はじめに ―種実圧痕から農耕の伝播と受容を探る―
(1) 土器の種実圧痕とは
(2) 籾圧痕から弥生農耕の解明がはじまった
2 レプリカ法とは
(1) 籾圧痕を調べる技術の歩み
(2) レプリカ法とは
(3) レプリカ法の手順
(4) レプリカ法の実践から
3 初期農耕はどこまで遡るのか
(1) 縄文時代食料採集経済説の成立
(2) 縄文農耕論について
(3) 縄文時代後晩期のイネ栽培説の検証
(4) 朝鮮半島の動向と比較
4 レプリカ法から初期農耕の伝播と受容を考える -山陰地方-
(1) 山陰を調査する意義
(2) 最も古いイネ・アワ・キビ圧痕の遺跡
ア. 島根県板屋Ⅲ遺跡の籾痕
イ. 鳥取県青木遺跡のアワ圧痕
ウ. 島根県三田谷Ⅰ遺跡のキビ圧痕
(3) 千代川流域遺跡の比較から
ア. 鳥取県本高弓ノ木遺跡
イ. 本高弓ノ木遺跡のコクゾウムシ圧痕
ウ. 鳥取県智頭枕田遺跡
エ. 智頭枕田遺跡への初期農耕の伝播経路
(4) 流入した土器から考える
5 各地の調査から見えてきたこと
(1) 徳島県庄・蔵本遺跡と徳島県三谷遺跡 -アワ・キビは畠で栽培された-
(2) 焼畑栽培の検討
(3) 東海や中部高地では打製石斧が増加する
(4) ハマグリ加工に特化した遺跡にイネ、アワ、キビ栽培が加わる -愛知県大西貝塚-
(5) アワ、キビ栽培の導入と緩やかな変化 -長野県御社宮司遺跡-
(6) 多数の種実圧痕をもつ土器から
6 最後に -イネの問題を-