富山湾60秒シアター

vol.71ます寿司

 富山市街地を流れ、富山湾に注ぐ神通川ではかつて、海から遡上する鮭や鱒、鮎を川舟で獲る漁が盛んに営まれていました。この地で、ます寿司が作られるようになった由来は、江戸時代に遡ります。富山藩士の吉村新八が鮎で作った押し寿司を三代藩主前田利興に供したところ、利興はその美味しさを評価し、将軍徳川吉宗への献上を勧めたのが始まりとされています。その後、鮎の代わりに鱒を使うようになり、明治初期に今の形になったと言われています。                                                                  かつて蛇行して流れていた神通川の名残り松川沿いに集まるます寿司店。その一つ、創業140年を超える元祖関野屋は、天然サクラマスと富山産コシヒカリを使い、木製の曲げわっぱに笹を敷いて、酢で締めた鱒の切り身を並べ、 酢飯を詰める昔ながらの製法で伝統の味を守ってきました。 富山の自然と歴史が育んだます寿司は、お土産、贈答品、駅弁として全国的に認知度が高く今も富山を象徴する特産品となっています。


注意事項

  1. 各動画の長さはそれぞれ概ね60秒です。「シアターリスト」メニューからご覧になりたい動画をクリックしてください。動画上の再生ボタンをクリックすると動画の再生が始まります。
  2. サイトに掲載している動画の著作権は、(財)とやま国際センターにありま す。無断転載は禁止となっています。
  3. 動画をご覧頂くには「Adobe Flash player 10」以上が必要です。こちらからダウンロードしてください。

シアターリスト