富山湾60秒シアター
vol.49 2014.2月 滑川市高塚沖 海底地形と湧水
富山湾東部沿岸域は、急傾斜な海底地形が多いです。ここ滑川市高塚沖でも水深10メートル付近まではなだらかですが、その先は急に深くなっていきます。また、海底湧水が見られるのも東部沿岸域の特徴です。入善沖や魚津沖の海底湧水がよく知られていますが、それ以外にも広範囲に湧き出ています。この湧水の正体は、富山県東部内陸起源の伏流水です。栄養塩を多量に含んでいるため、富山湾の豊かさに大いに貢献していると云うことです。
「解説」
- 海底湧水 富山県東部に降った雨雪が伏流水になり、海底の斜面や砂礫地帯から湧き出ている。湧水の総量は、富山湾に流入する河川水の25パーセントに相当するほど多い。植物プランクトンが消費する栄養塩を多く含む。
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