富山湾60秒シアター

Vol.12 2009.5月 氷見市小境沖

富山湾西部の灘浦海岸沖では、冬から初夏にかけて、数メートルに伸びたホンダワラの仲間が、海中に森を作ります。この海の森を海中林といいます。海中林では、多くの生き物を見ることができますが、春の代表選手といえば、カミクラゲでしょう。静かな海中林を漂う姿には、神秘的な美しさを感じます。また、今まで数回しか見たことのない、カギノテクラゲを初撮影できました。

登場する生き物たち

  • ホンダワラの仲間 高さ 5メートル 氷見沖では、多種類のホンダワラの仲間が海中林をつくる。
  • キヌバリ 体長 5センチ 春の海中林では、若い個体の群れをよく見る。
  • メバル 体長 15センチ 海中林の周辺に多い。
  • イトマキヒトデ 腕長 4センチ 岩の上や海底にいることが多いが、海藻によじ登っていることもある。
  • カミクラゲ 傘の高さ 5センチ 名前の由来は、触手が髪の毛のように見えるため。春にだけ現れる。
  • カギノテクラゲ 傘の直径 2センチ 強い毒をもつ。春から初夏にかけて、海藻のまわりで見られる。

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