富山湾60秒シアター

vol.26 2011.2月 氷見市薮田沖ナガラモ漁

氷見沖のナガラモ漁です。薮田浦協同網組合の﨑田貢さんに、ご協力いただきました。ナガラモは、10メートル以上になることもある大型の海藻なので、海中では、なかなかの存在感があります。味の方は、シャッキリとした歯ごたえと粘り気があり、独特の味わいがあります。他県の業者が、買い付けに来るほど美味しい食材なのですが、県内での知名度はそう高くはありません。冬の富山湾の磯の味覚として、多くの人に知ってもらいたい一品です。

登場する生き物たち

  • ナガラモ  全長 10メートル
    ホンダワラの仲間。標準和名は「アカモク」だが、氷見では「ナガラモ」と呼
    ばれている。冬から春にかけて大きく成長し、水温が高くなる初夏に枯れ始め、ちぎれて海面を漂う「流れ藻」となる。流れ藻は、モジャコ(ブリの稚魚)など小魚の住処になる。「ナガラモ」は「流れ藻」の転訛。酢の物、味噌汁の具、佃煮などに料理される。

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