富山湾60秒シアター
vol.34 2012.2月 滑川市高塚沖
寒さで陸上の生き物たちの活動が鈍る冬でも、海中では、期間限定の大物に出会えます。滑川の冬と言えば、まずはミズダコですね。愛嬌たっぷりにまとわりついてくれますが、怒らせると怖いかもしれません。ヤリイカの卵は青白く光って見えて美しいです。ニジカジカの卵を初めて確認できました。いつも近くでオスが守っていました。冬のダイビングは、体は冷えても、心は温かくなれますね。
登場する生き物たち
- ミズダコ
全長 1.2メートル 水温が下がる冬から春にかけて、水深10メートル程度の浅い場所で見られる。足を広げると2メートル近くになる。 - ヤリイカの卵
長径 約3ミリ 全長5~15センチの「卵のう」には数十個の卵が入っている。卵のうは、岩や波消しブロックの下部に産みつけられる。 - ニジカジカ
全長 30センチ 産卵期の2月から3月にかけて見られる。20センチ程度の小さな個体もいる。 - ニジカジカの卵
直径 約2ミリ 胚は黄色。石の表面に平らに貼りついていた。卵の下の桃色に見えるものは、石についた石灰藻の一種。
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