富山湾60秒シアター

Vol.41 2012.12月 富山湾 ベニズワイかごなわ漁

日の出前に出航し、朝日に輝く立山連峰に見とれているうちに漁場に着きました。深海から上げられたかごから、ベニズワイがどっさりと船上に積まれていきます。かごは次々と揚がってくるので、すばやく選別します。体内の水分が抜けないように、腹を上にしてざるに入れます。上物は船内の水槽で生かしたまま漁港に運びます。空いたかごは、エサを入れ再び沈められます。陸地に近い漁場のカニは、遠くの漁場のカニより甘味が強いそうです。

登場する生き物たち

  • 「ベニズワイかごなわ漁」 昭和37年、魚津市の漁業者浜多虎松氏が考案し、日本各地に普及した漁法。はえなわ式に連結した80個~200個のかごにエサを入れ、海底に沈め、ベニズワイを取る。当初は竹製のかごだったが、現在は鉄枠に網を張っている。エサはサバ、カツオなど。富山湾内から、遠くは佐渡島沖までを漁場としている。漁期は9月から翌年5月末まで。網目を10センチ以上にして、小さなカニが逃げられるようにしている。
  • 「ベニズワイ」 オスの甲幅16センチ メスの甲幅8センチ クモガニ科 水深300メートルから2700メートルの深海に生息する。富山県の水産重要種。ズワイガニとよく似るが、体色を比較するとベニズワイの方が赤い。身は水っぽいが、甘味が強いのが特徴。別名アカガン。すべての雌ガニと甲幅9センチ以下の雄ガニは漁獲禁止。

注意事項

  1. 各動画の長さはそれぞれ概ね60秒です。「シアターリスト」メニューからご覧になりたい動画をクリックしてください。動画上の再生ボタンをクリックすると動画の再生が始まります。
  2. サイトに掲載している動画の著作権は、(財)とやま国際センターにありま す。無断転載は禁止となっています。
  3. 動画をご覧頂くには「Adobe Flash player 10」以上が必要です。こちらからダウンロードしてください。

シアターリスト