富山湾60秒シアター
vol.42 2013.3月 富山市沖 小型機船底引き網漁
富山市沖の底引き網漁の漁場は、岸から約4キロ~9キロの沖です。水深や地形により、ズワイガニ、ゲンゲ、アマエビのそれぞれがよく獲れる漁場があるという事です。船長の合図で、ロープ、網を順に海中に投じます。網が海底に沈んだ頃、両端のロープを船でゆっくり引きます。1時間ほど引いた後、網を船上に上げます。この日はズワイガニとゲンゲの漁場に網を入れました。資源保護のためズワイガニは甲羅の大きさを測り、小さなカニを海に放します。
登場する生き物たち
- 「小型機船底引き網漁」
袋状の網を漁船で引いて魚介類を獲る漁業。網の長さは約60メートル。漁場の水深に合わせて網を引くロープの長さを調節する。とやま市漁協岩瀬支所の大半の底引き網漁業者は、4月~11月末までのシロエビ漁が中心で、12月~翌年3月末までのシロエビ禁漁期間中に、ズワイガニなどの底ものを漁獲している。 - 「ズワイガニ」 オスの甲幅15センチ
水深200メートル~400メートル付近に生息する。福井県では越前ガニ、山陰地方では松葉ガニと呼ばれる。メスはオスの半分ほどの大きさ。漁期は11月6日~翌年3月20日。雌ガニの漁期は1月20日まで。甲幅9センチ未満はオスメスともに漁獲禁止。 - 「ゲンゲ」 全長30センチ ゲンゲ科
水深200メートル~600メートル付近に生息する。全身がヌルヌルとした寒天質で覆われ、コラーゲンが豊富に含まれる。標準和名はノロゲンゲ。 - 「アマエビ」 体長12センチ タラバエビ科
水深200メートル~600メートル付近に生息する。標準和名はホッコクアカエビ。
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